黄色は「活動的」「希望」でポジティブ
「黄」色は明るい
「黄色」を見ると何を思いますか。
「レモン」「太陽の光」「ハンカチ」「ひまわり」「信号」など、たくさんの物を思い浮かべます。
黄色は、基本色名のひとつで色の3原色のひとつです。
RGB(色の表現方式の一つで、赤(Red)、緑(Green)、青(Blue))で示すと赤と緑の中間の色です。
日本語では黄色と呼びますが、JIS基本色名などの公式名称は『黄』(き)です。
webカラーYellowを指定すると、#FFFF00 と同等に扱われ、レモン色に近い。
「光」や「太陽」を連想させる有彩色でも一番明るい色です。
集中力や判断力を高める効果があるとされる色で、人を明るくしてくれるポジティブなカラーとされています。
人が緊張をしているときには、緊張している気持ちを和らげる効果があります。
視認性が高い
広告でもよく使われるカラーで、赤や白と相性が良く視覚的な広告効果が高められるようです。
良く目にするのは、「注意」とか「危険」を表すときに使われています。
子供をイメージさせるコミュニケーションを良好にさせることなどにも使われています。
視認性の高い色として、特に黒との組み合わせは工事現場や危険箇所には多く使われ、非常に目立つコントラストです。
この「黄色と黒」の組み合わせを一般的に「警戒色(警告色)」と呼び、交通標識(警戒標識)軽自動車のナンバープレート、鉄道の踏切、各種工場などで多用されています。
警戒色である、太陽の色の黄色と闇夜の色の黒との組み合わせは、とても視認性を高め、俗に「虎マーク」とも呼ばれています。
蜂の体の色も、黄色と黒の組み合わせですね、縦縞が多いようですが、これは、蜂は毒針で刺す能力を持つ自分を視覚的に他の動物に印象づけることで、外の動物が避けてくれるようになる効果を持つと言われている。
このことは、生物学の分野でも「警戒色」という。
「ドクターイエロー」
黄色でもう一つとても気になるのは、子どもにも大人にも人気な黄色い新幹線「ドクターイエロー」です。
ドクターイエローは、新幹線が安全に運行できるように線路や架線をチェックする点検車両で正式名称は「新幹線電気軌道総合試験車」で、「電車のお医者さん」とも呼ばれて親しまれています。
普通の新幹線と同じの時速270キロで走行しながら床下の非接触レーザー式センサーでレールをチェックし、車体の上部の特殊なパンダグラフで電気系統のチェックをしています。
ドクターイエローは神出鬼没で、滅多に遭えないので目撃すると幸せになれるという都市伝説まであります。
そのドクターイエローはなぜ、黄色なのかと言う理由は、昔から点検や工事をする車両は暗い夜に作業することが多く、そのために目立つように車体に黄色い色が使われていて、それが受け継がれた。
それと、もう一つ理由があり、ドクターイエローはお客さんを乗せる新幹線ではないので、駅に止まっているときにお客さんが間違えて乗らないように目立つ黄色にしているのです。
交通安全には必需色
交通安全の必需品には黄色は使われてます。
幼稚園児の通園バッグや小学生の登下校時に被る帽子、雨合羽や雨傘にも使われています
LEGOの広告やポスターには黄色を使用しています。
LEGOのロゴには赤を使用していますが、赤と黄色は子どもが好む色であり、商品に親しみを与えている広告にしているのです。
逆に、黄色い表示には注意しましょう危険が潜んでいます