恒星と超新星爆発の神秘
恒星・超新星爆は発宇宙の神秘
宇宙の現象で、超新星の爆発程ほど興奮することはないようです。
人類が一生のうちに肉眼で観察できるかもしれない宇宙で起きる大きな爆発のことです。
超新星爆発は、地球から観測していると新しい星ができたように見えることで「超 新 星」とも呼ばれ
ている。
「恒星(こうせい)」は、自ら光を出している星のこと。
それぞれの恒星は「核融合反応」で生まれたエネルギーで光っている。
夜空を見あげて光っている星は、ほとんどが恒星です。
大きさはまちまちで、地球ほどの大きさから、太陽の半径の440倍の大きさまで多種多様です。
まさに天文的数字ですね。想像もできません。
現在、私たちの住んでいる銀河系の中では、100年~200年に1回の割合で発生していると言われ
ている。
また、1つの銀河系では40年に1回程度の割合で発生すると考えられている。
現在の地球周辺で近いうちに起こりうる、Ⅱ型超新星爆発を起こすと予測されている星は約600光年離れたアンタレスと、約640光年の距離があるベテルギウスです。
アンタレス
夏の星座として有名な「さそり座」の心臓にあたる部分で真っ赤に輝く星が「アンタレス」です。
天文学的には「赤色超巨星」に分類され、天の川銀河系に属し、太陽系に近い天体です。
夏の南の空に赤く輝くよく知られた恒星のひとつです。
アンタレスの寿命は、1000万年~2000万年と短命です。
(太陽並みの大きさだと約150億年とされている)
アンタレスは、一つに見えても二つの恒星が寄り添っている「連星」です。
宇宙に存在する天体のほとんどは連星だそうで、アンタレスが寄り添っていると言っても、そこは天文学的で、両方の距離は、地球と太陽の平均距離の550倍もあります。
夏の南の空に、7月下旬になると20時ごろに真南に見えます。
ベテルギウス
オリオン座の右肩にあたる「赤色超巨星」です質量は太陽の約20倍の巨大な恒星です。
おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンとともに冬の大三角を形成している。
ペテルギウスの輝きは約700年前から弱くなりその光の喪失が、今やっと地球に届きつつある。
科学者たちは情報を整理しつつ、この星の終焉が近いのではないかと考えている。
その終焉が訪れるのは、来年かもしれないし、1万年後かもしれないが、その時は満月ほどの明るさに
なり、昼間でも見えるようだとのこと。
最近の研究で、アンタレスやベテルギウスの爆発が起きても、地球には影響はないとの事です。
平安時代にも超新星爆発は観測されていた歌人の藤原定家が記した「明月記」です。
定家が56年間のつづった日記で、その中に「客星の出現」と表現された記録が3例あったそうです。
天体は謎に包まれた宇宙で、宇宙探査機や望遠鏡の進化と共に天体・宇宙の研究も進み謎が解明されて
います。
天文学的数字はよく出てきてほんとに驚かされます。
来年か1万年後かの開きはまさにその通りですね。
夜空を見上げて、眺める星と一体になるのも楽しいです。