平成の30年間・各項目トップの「パクチ―」
先日、野菜生活を題材にした平成の約30年間の「流行ったと思う野菜」「代表すると思う野菜」「定着したと思う野菜」アンケート調査を種苗会社大手のタキイ種苗株式会社が全国の20~69歳の男女に実施しランキング等の紹介をしました。
そのときに各項目ともに1位だったのが「パクチー(コリアンダー)」でした。
ランキングの総合順位は
1位 「パクチー(コリアンダー)」
2位 「アボガド」
3位 「フルーツトマト」
でした。詳細は 野菜生活
パクチー
投稿してから、何故パクチーがダントツに1位だったのかが、とても気になりだし調べみました。
まず、パクチ―(コリアンダー)の原産地は、地中海東部の沿岸地域で、香味野菜です。
パクチーは、セリ科の植物で、タイ料理やベトナム料理が人気になるとしだいにパクチーも広く知られるようになりました。
特に知名度を高めたのは、2016年のあるイベントで「今年の一皿」に、パクチーをメインとするサラダが選ばれてからです。
パクチーという呼び名はタイ語で、英語名はパクチーの学名「コリアンドルム」にちなんだ「コリアンダー」です。
日本では
日本では、一般的に種の部分をスパイスとして使用する場合には「コリアンダー」と呼び、葉っぱを生のまま食べる場合には「パクチー」と呼ぶ習慣があります。
中国では香菜(シャンツァイ)または、こうさいと呼ばれてます。
ヨーロッパから「サラダの野菜」として紹介されると「コリアンダー」として人気が出て、タイやベトナムから「エスニック料理」として紹介されたときは「パクチー」として人気がでました。
この野菜の好きな人たちのことを「パクチニス」「パクチニスト」といわれてます。
パクチーの歴史
歴史は古く3000年以上前から使われていて、書物に料理法や薬用について書かれている。
古代ギリシャや古代ローマでも、特によく用いられた薬草の一つであり、「医学の父」とよばれるヒポクラテスも健胃・睡眠作用の薬効を挙げている。
中国に伝わると不老不死の妙薬と考えられていた。
日本には10世紀以前に中国から伝えられたと考えられている。
独特の強い香りは好き嫌いがはっきりと分れます。
ちなみに私は得意ではありません。(もともとエスニック料理が苦手)
栄養は満点
- βカロテン:抗酸化作用でアンチエイジング
パクチーは抗酸化作用があるβカロテンが豊富な野菜。 - カルシウム:骨粗しょう症の予防につながります
パクチーは食物繊維が豊富で、便秘解消や腸内環境を改善するアシストをしてくれます。 - ビタミンC:肌トラブルのケア
美容につながる食材としても注目されている。 - リナロール:整腸作用とキレート作用
リナロールは腸の働きを落ち着かせる整腸作用がある栄養素です。
また、危険な成分を外に排出するキレート作用があります。
パクチーを定期的にとりデトックスにつながる
日本では、本場にもないパクチーを山盛りにする料理がブームにもなっているといいます。
絶大な人気を誇っているのです。平成約30年間のトップを維持してきただけのことはありますね。
料理方法を考え健康にもつながるパクチーをタップリ採るようにしましょう。
参考:Wikipedia、KAGOME、macaron、furunavi