しっかり目を開けて夢を見よう

失敗は成功のもとですね

2020.06.28

失敗は無駄ではない

常日頃から失敗に終わってしまったり
成功と言わなくてもうまくいったこと
の繰り返しです。

いつもうまくいくわけではないので、
失敗しては反省しながら生きているわ
けです。


失敗

これは科学者だけでなくスポーツ選手
やエンジニア、職人、実業家などあら
ゆる人が日常生活に役立つことです。

それほど失敗から学ぶことが多いと言
う事です。

失敗は大事にして、有効に活用すべき
ですね。

決して失敗がいいというわけではない
し、価値があるわけでもないので、勘
違いしないようにしましょう。

仮に研究や事業などが成功しても、さ
らに一歩でも先に進むようにしなくて
はいけません。

世界の多くの国の子供たちは、失敗は
不名誉
であって、なるべく失敗を避け
成功する事に全力を尽くすようにと教
わっている。

寛容な心

しかし、西洋がこれだけ発展をしてき
たことはいかに、失敗に寛容だったと
いうことのようです。

失敗に不寛容な人も移民によって失敗
に寛容
になり急に能力を発揮したとい
う例は多いそうです。

失敗が許されている環境では、成功
可能性が高まっていくことは確かです

「失敗は成功のもと」は科学的に正しかった

池谷裕二先生の研究の成果発表です。
(東京大学薬学部教授)

研究によると14匹のマウスに迷路を
解かせる実験で、スタートからエサの
あるゴールまで7つの経路を設けマウス
がどの経路を選ぶかを実験した。


迷路

実験の結果は14匹すべてのマウスが
最短経路を見つける事ができた。

見つけるまでにかかった日数は、3日
~18日でマウスによって日数に差が
出ました。

トレーニングの1日目は、色々な道を
行ったり来たりしながら、ゴールにた
どり着いている。

次第に最短距離を見つけ、あっという
間にゴールした。

最短距離を見つけるのが早いマウスと
遅いマウスではどんな違いがあるので
しょう。

池谷先生の解析によると

トレーニングの初期にエサのない行き止まりの道に
入ったり、何度も同じ道を通ったりして、エラーが
多かったマウスほど、よりはやく最短距離をみつける
事ができました。

ということは、初期に失敗を多くした
マウスが、はやく最短距離のルートを
正解を見つけたと言う事ですね。

さらに、次の実験は
マウスが見つけた最短距離を通れない
ように塞いだらどうなるのかという実
験です。

道をふさがれたマウスは、すぐに別の
ルートをとるようになり、何度か繰り
返すうちにルートが決まる。

最終的にどの道を選ぶのかは各マウス
によって異なる。

さらに、もう1ヶ所も塞いでみたら、
より短いルートを選んだマウスと遠回
りのルートを選んだマウスがいること
が分かった。

池谷先生の解析によると

最初のどの道も塞いでいないトレーニングのときに
よく道に迷ってまんべんなく迷路全体を歩き回って
いたマウスほど、道を塞がれたときに、より効率の
よいルートを選んだのです。

やっぱり、失敗が多いマウスほど賢く
なるようですね。

今回の実験では、脳内の「認知地図
との関係や脳細胞の問題とかまだ解明
できないことがあるそうですが・・

池谷先生は、

研究者はもともと毎日が実験で失敗の繰り返しのようなものです。

プロとは、その分野のありとあらゆる失敗を知っている
人だと思います。結局、能がやっていることは消去法なの
でしょうね。失敗から学ぶのです。

と、まとめています。


マウス

失敗を共有

ただ、自分にとって良くない結果が出
たときは、他人に話さないことが多い
ですね、カッコをつけちゃうんでしょ
うね。

本当は悪い結果が出た話はとても有用
で、広く共有されなければ、皆が学べ
なくなってしまいます。

失敗を大切にしてうまく活かすのが成
功に不可欠だと言う事はどの世界でも
同じです。

心理学者の多胡輝著の「まず動く」の本の中に

  • とりあえず何かやってみる。
  • 三日坊主でも何でもいい。
  • 失敗してもいい。
  • やっているうちに事態が動くのだ。

とありました。

参考:生命科学、失敗を成功に結び付ける力(ケヴィン・ケリー著)、

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