しっかり目を開けて夢を見よう

昔から大人も楽しんだ「潮干狩り」スポットは

大人も遊びは好きで、時には子供にかこつけて「しょうがないな」などと言いながら連れ立って手をつないで行き大いに楽しんでもいます。

気候が良くなるこの頃は、お花見や花祭りなど各地で行事も目白押しです。

特に潮干狩りなんぞは、もってこいの遊びですね。つい、時間を忘れて、せっせと砂をかきならしてます。

潮干狩りのシーズンは3月~6月が最適で、通年産卵するアサリですが、ほとんどは春と秋が一般的で産卵前の実は肥り旬を迎えます。

潮干狩りに適している時間帯は、干潮の前後2時間。特に春の大潮から中潮にかけての日は潮干狩りの大チャンスです。ゴールデンウイークは潮干狩りのハイシーズンになるということです。

事前に気象庁の発表する潮位表を参考に干潮の時間をチェックするとよいですね。

そんなに古くない話で、潮干狩りの時期になると町内で潮干狩りにでかけたもんです。

海や川の水の汚れが少ない時でしたから、今のデズニーランドの周辺の浦安や稲毛・谷津などの近場に船で出かけて行った。

今の潮干狩りのように、前の日に貝を巻いていたり、入場料を払うこともなくバケツいっぱいの貝をとって持ち帰った。

船の船頭さんもちゃんと用意をしてくれていて、アサリの味噌汁やおむすびなどを食べさせてくれる。

こういう時のおむすびは、めちゃくちゃ美味しいですよね。

また、昔は「簀立て・すだて」といって、「葦簀・よしず」みたいなものを迷路みたいに立てて、引き潮になると魚が逃げ場を失って横になってピクピクしている。

それらの魚が跳ねているのを捕まえたり、平目だとかカレーのように、平べったく気づかない魚も足で踏んで確認しつかまえて持って帰る。

もっと近場の芝浦、高輪、品川、深川などでも潮干狩りができたとのこと。

潮干狩りで採れたアサリ

そして昔の潮干狩りのもう一つの目的は、江戸時代の二月から三月にかけては、屋敷勤めの人がお役ご免になったり、戻ってきたりする頃なので、長屋にも新しい人が入居してくる

そんな新しい入居者と仲良くなるために、花見だとか潮干狩りが一番だと長屋の人たちはわかっているんです。

都心から近い潮干狩りスポットは

  • 葛西海浜公園
    西なぎさと東なぎさの広い砂浜があ離、潮干狩りや釣りができ、磯遊びなど自然が満喫できる。
  • ふなばし三番瀬海浜公園(千葉県船橋市)
    緑が豊かな海辺の公園でバーベキューなども楽しめます。
  • 海の公園(横浜市金沢区)
    無料で潮干狩りができます。種類が豊富な貝が採れるのでお子さんも楽しめます。
  • お台場海浜公園(東京都港区)
    ゆりかもめに乗って「お台場河浜公園駅」で降り、歩いてすぐの人気スポットです。
    レインボーブリッジを眺めながら潮干狩りも楽しい。
  • 東扇島東公園(神奈川県川崎市)
    BBQ広場やドッグランなどの施設がある広い敷地の公園です。
  • 富津海岸(千葉県富津市)
    東京湾で一番早く潮干狩りが楽しめるスポット。外洋に近く海水がきれいです。
  • 大竹海岸(茨城県鉾田市)
    茨城で有名な潮干狩りスポットで、「ハマグリ祭り」が人気です。
    などなど、たくさんスポットがあります。

富津海岸

日焼けに注意

最後に潮干狩りは隠れるところがありません。帽子や日焼けどめクリームを用意し日焼けに注意が必要です。
軍手やゴム手袋、ペットボトル、あれば折り畳み椅子、絆創膏、着替えなどを持参して楽しいひと時を過ごしましょう。

参考:Trip、江戸・東京下町の歳時記(新井修著)

 

 

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