八十八夜2023の「緑茶の日」はいつ
緑茶・日本茶
緑茶は飲みますか、最近はコーヒーや飲み物が豊富にあり自分の好みのものものを選べますね。
緑茶は日本を代表とする飲みものです。
日常よく使われ親しまれている日本茶には、煎茶、ほうじ茶、抹茶などがあり、その多くが緑茶で、その緑茶が日本で一番多く飲まれている。
文部省唱歌に「茶摘み」があるのをご存じですよね。
🎵 夏も近づく八十八夜
野にも山にも若葉が茂る
あれに見えるは
茶摘じゃないか
茜襷(あかねだすき)に菅(すげ)の笠
🎵
小学生の頃に音楽の時間に皆で歌ったことを思い出します。
(内容も、知らずに歌ってました)
茶摘みの歌詞の通り、八十八夜は新茶の芽を摘む時期ということになります。
八十八夜
と歌われているように八十八夜は雑節のひとつで、立春から数えて88日目の日を指し、2023年は5月2日(火曜日)になります。
この日を「緑茶の日」記念日としています。
この頃は気候も暖かく穏やかで、草花や稲の種まき、茶摘みのシーズンになります。
ちなみにこれからの「緑茶の日」は
- 2023年5月2日
- 2024年5月1日
- 2025年5月1日
となります。
日本独自の雑節の「八十八夜」は、生産者にとっては最悪の遅霜が発生し「八十八夜の別れ霜」「八十八夜の泣き霜」などと言われ遅霜の被害が出る地方もあります。
その八十八夜は新茶の芽を摘む時期となり、稲の種まきの準備など農作業の目安にもなっている。
米という字は「八十八」の組み合わせでなっていて、八十八は末広がりで縁起がいいので、豊作祈願の行事や夏の準備を始める吉日とされている。
新茶・一番茶
八十八夜の頃の、新茶はみずみずしい新芽を摘んで作られたお茶のことで新茶(一番茶)と呼んでいます。
一番茶から約50日後に摘んだものを二番茶と呼び、地域によっては三番茶を摘んでいるとこもあるようです。
八十八夜に摘まれた新茶は、冬の間に蓄えられた成分が詰まっていて「新茶を飲むと病気にならない」「長生きする」など縁起の良い言い伝えもあります。
新茶にはうまみ成分のテアニンが豊富に含まれていて二番茶に比べてカフェインやカテキンが少なく、リラックス効果が期待できると言われています。
日本の緑茶は世界中に広まっています。
ただ、外国人にとって緑茶は渋みが強くそれをやわらげるために砂糖を入れて飲むようになった。
お茶のいれ方
せっかくですから「おいしいお茶のいれ方」
- お茶の葉を急須に入れる
お茶の葉の量は1人分3g~4g(ティースプーン軽めで2杯) - 70度~80度のお湯を注ぐ
一度沸騰させたお湯を70〜80℃に冷ますのがコツ - 急須にふたをして1分ほど待つ
急須にお湯を注いだら、ふたをして1分ほど蒸らす。
(蒸らしすぎると苦くなるので注意) - 最後の一滴までしっかり注ぐ
お茶の濃さが一定になるように各茶碗に少しづつ注ぐ
最後の一滴まで注ぐと2煎、3煎目までおいしく頂ける
八十八夜に摘まれた新茶は甘みが強く香りも爽やかで、なにより初物として縁起のよいものとされているので、ぜひ味わってみてください。
八十八夜の後は数日で立夏(りっか)を迎え(5月5日)暦の上では夏が始まろうとしています。