感情をコントロールできない人は

感情をコントロールできないは
時々、誰でも1度はこんなことがあったのではないでしょうか
- 「あんなにムキにならなければよかった」
- 「怒らずに、もっと冷静にしていれば・・ああ最悪だ」
- 「ついカーッとなってしまって・・・」
などなど、
感情に揺さぶられて失敗談は数えきれないほどあります。

失敗した!
あなたも何度か後悔した場面があるのではないですか。
後から、恥ずかしいほど大きな声を出してしまったり
顔を真っ赤にして怒り狂った態度をとったりしてしまう。
特に男はすぐに喧嘩になってしまうんです。
では、感情とは、いったい何なんでしょう。
スピノザの「エチカ」で見る感情は、
感情をコントロールする前に
感情というものに徹底的に向き合い
「感情のコントロール」をどのようにして
実践していくかを考えるとよい。
スピノザとは
バールーフ・デ・スピノザ(1632年~1677年)
オランダの哲学者でデカルト、ライブニッツと並ぶ
17世紀近世合理主義哲学者として知られる
Wikipediaより出典
彼は我々の感情は自らの「意思」のみで生み出されるのでは
ないと考え
人間の精神はその妥当な原因ではなくて、
単に部分的原因にすぎない。
と、スピノザは、みずからが外的な何かによって突き動かされる状態を
「精神の受動態」と表現した。
一般的には、自分が「感情」という言葉を思い浮かべる時は、
自分の「意志」で生ずるものと考えますね。
しかし、スピノザは、外からの何かの要因で突き動かされる状態を
「精神の受動状態」と表現をした。
一言でまとめるなら
我々の感情というものは、常に「受動的」に形成されている部分が
あるということです。
Wikipediaでは感情は
人などの動物がものごとや対象に対して抱く気持ちのこと。
喜び、悲しみ、怒り、諦め、驚き、嫌悪、恐怖などがある。

怒り
このような感情に陥っているときは
- 「普段ならできることができない」
- 「自分にとってマイナスな行動をしてしまう」
ことがありますね。
逆に、感情をコントロールできれば、
- 「対人関係を良好にできる」
- 「自分と上手に付き合うことができる」
- 「自己肯定感を強め、行動が高まる」
などの変化があらわれます。
それでは、「感情をコントロールする方法」は
調べるとたくさんの方法があります。
しかし、ここにそれぞれ30から60以上の方法を書いても
憶えることもさることながら、その時に対応ができなくなって
しまういコントロールすることは難しいと思います。
今回は、感情(主に怒りの)をしずめる考えをシンプルに
仏教から一つだけ選んで説いてみます。
自分の欲、都合、思いが、さまたげとなり怒りとなる。
人間は欲の塊なので、それが妨げられると怒りの塊となる
したがって、出てくる負の感情と同化しないように心がける
事が大事です。
例えば、何か言われて「むかつく」と思う時は
「むかつく」という負の感情と同化している。
「何でいうことを聞かないんだ」と子供を叱っている
時は自分が怒りそのものになっている。
そんな時は、冷静に判断できない。
負の感情に同化すると、どんどん増幅されるので
そんな自分を一歩横に置き
- 腹がたった○○○○
- 頭にきた○○○○
というと少し落ち着きますよ
○○○○は、どんな言葉でしょうか
はい、答えは「のだなあ」です。
それでは、声を出して言ってみてください
- 腹が立ったのだなあ
- 頭にきたのだなあ
気持ちがいくぶんフワ~と変わると思います。
「売り言葉に買い言葉」といわれますが、つい
何か心に触る事を言われると言い返したくなります。
何も返さないと負けた気持ちになるんです。
意地や我執で後に引けなくなると、怒りが怒りを呼び
エスカレートして大喧嘩に発展してしまいます。
お釈迦さまはこのようにお話されています。
「知恵あるものに怒りなし。よし吹く風荒くとも、
心の中に波立たず、怒りに怒りを持って報いるは
げに愚か者のしわざなり」