これから脚光を浴びるかコレクティブハウス
「生涯未婚率」とは
生涯未婚率という言葉をしってますか50歳になった時点で一度も結婚をしたことがない人の割合のことです。
生涯未婚率が総務省統計局の集計結果では、
1980年 | 2000年 | 2020年 | 2030年 | |
男 性 | 2.6% | 12.6% | 26.0% | 29.5% |
女 性 | 4.5% | 5.8% | 17.4% | 22.5% |
と報告されています。
表のとおりに2030年には男性では全体の約3割が未婚の人になると推測されています。
なんと約3人に1人は未婚の人か、多いですね。
特に高齢者の場合には、2020年で高齢者世帯の1/3が単身世帯となり、全世帯の13%の8世帯に1世帯
が高齢単身世帯となる。
また、核家族化などにより、日本の家族形態で今やもっとも多いのが、「単身世帯」なのです。
コロナ禍でテレワークや自粛による家に閉じこもりが続き孤独を感じている人も多いと思います。
人気で話題のコレクティブハウス
なぜ、一生独身の男性が急増しているのかは、またの機会に投稿させてもらうことにして今回は、これらのことに関連しているのか、今、ちょっと話題のコレクティブハウスが人気を集めている事に注目してみた。
単身者の増加は間違いないようなのでコレクティブハウスを検討することも選択肢に入るのではないかと調べてみました。
新しい生活スタイルのコレクティブハウスとはどんなものなのか、シェアハウスとの違いは何かをさぐってみると
コレクティブハウスは北欧のスェーデンやデンマーク,オランダで発祥し今では世界中で取り入れられている新生活スタイルの共同生活を送る暮らし方です。
コレクティブ(collectiv)とは集団の意味で、共働き世帯や前述のように高齢単身者が増えていく中で子育ての共同化や触れ合いを求めて新しい生活スタイルのことです。
この世代を超えた人たちが集まる人気は、悩みを共有したりお互いに手助けしあう環境があり長所でもあり人気もあります。
コレクティブハウスのメリット
- 高齢者の孤独感を解消できる
- 女性の単身者も安心できる
- 子育ての悩みを共有・相談できる
- プライバシーは保たれる
- 雑用をシェアーできるので負担が軽減できる
- セキュリティーを確保できる
など、人とのつながりの中で生活する事ができることは最大のメリットです
コレクティブハウスのデメリット
- 感情のもつれなどで関係が食い違うことがある
- 役割分担を負担に感じることがある
- もめ事が起きるといずらくなる
人と人とのつながりは、協調性や思いやりが大事になりますね。
シェアハウスとの違いは
大きな違いは共同スペースにあります。
シェアハウスは数人で暮らし、個人の個室はあるものの、トイレキッチン、浴室などは共同で使用します。
大きな家に数人で共同生活をするイメージです。
コレクティブハウスは各個室にトイレキッチン、浴室が備えられていて、個々の生活の独立度が高いのでプライバシーを保つ事ができます。
協同して使用する場所は、施設により違いますが
- ゲストルーム
- 図書室
- ガーデニングスペース
- ランドリールーム
- 居住者が食事会ができるスペース
- コモンデッキ:BBQもできるウッドデッキ
などです。
日本でのコレクティブハウスは
「コレクティブハウスかんかん森」荒川区東日暮里に25世帯36人が共同で生活できる
「コレクティブハウス元総社コモンズ」群馬県前橋市に5つ目。2013年6月にオープン。
「多機能公社賃貸住宅」の一角にコーディネートしている。
その他 本町田、聖蹟、大泉学園などにある
コレクティブハウスは生活を人と人のつながりを中心としたスタイルで地域との交流も深めあいます。
小さな村という感覚で居住者同士だけでなく、その地域の人たも関わり合うイベントなどを企画しても楽しいですね。
参考:マイナビニュース、Wikipedia、コレクティブハウジング社