花言葉は幸せを運ぶ愛の使者
花言葉の歴史
花言葉は、だれがつけたのか、それも世界に広がり各地で利用してますね。
花言葉の起源は諸説あるようです。
中世アラビアにセラム(Selam)という風習があり、花束を人に贈り気持ちを花に託して伝え、贈られた側もその返事に花束を贈ったそうです。
花言葉には、ギリシャ、ローマ神話や伝説によるもの、キリスト教による宗教的なシンボルに基づくもの故事によるものなどで花の形色、香り、開花の季節などによるものがある。
この風習がトルコからヨーロッパに伝えられ19世紀には、イギリスやフランスを中心に豪華な花言葉の本が作られ人々の間で流行した。
ヨーロッパ全体にブームが広がった花言葉の風習は日本には明治時代の初期に伝わったといわれてます。
愛の使者チューリップ
その時によく使われた花はチューリップです
愛の花ことばを持つチューリップが愛の使者となって活躍したことでしょう。
チューリップにはもう一つ代表的な花言葉があります「思いやり」です。
これには、オランダの物語から来ています。
3人の騎士にそれぞれ宝冠、剣、黄金を手にプロポーズされた少女が、一人に決めることができず、花の女神に頼んで自分を花に変えてもらったという言い伝えがオランダにあります。
その少女が姿を変えたのがチューリップで、チューリップの花が宝冠を、葉が剣を、球根が黄金をあらわしていると伝えられています。
引用:チュ-リップの伝説
このようにこの子は3人の騎士を立てたのでとても「思いやり」があるとということです。
注意!黄色い花
黄色い花にはあまりよくない花言葉がつけられています。
- 黄色いバラの花言葉は「愛情に薄らぎ」「嫉妬」
- 黄色いチューリップの花言葉は「望みなき愛」「失恋」
さて、その花言葉が世界に拡散してその国の風土や文化や歴史、そしてその地域の環境にあった花の特性に花言葉が次から次へと追加されていきます。
- 例えば「松」
ヨーロッパでは「松」は「哀れみ、同情」の花言葉ですが、日本では長寿の象徴とされるため「不老長寿」という花言葉が追加されています。
ですから、ひとつの花に対していくつもの花言葉があり、同じ花でもまったく逆な意味の言葉がついていたりします。
例えば「ひまわり」
「ひまわり」は、「いつわりの富、にせ金貨、あなたを見つめる、崇拝、あなたは素晴らしい憧れ・・」などの花言葉がついています。
2004年にサントリーが遺伝子操作で青色のバラの開発に成功しました。
そのばらの名前は「アプローズ」。
どちらかと言うと青紫色といわれますが、僕が実際に見たときは青色でした。
この「アプローズ」の開発から青バラには新しい花言葉が追加されました「夢かなう」です。
日本での花言葉はさまざまな国のものが混ざっています。
こうしてみると花言葉は結構アバウトな感じですね。
花も勝手に意味悪い言葉をつけられて、いい迷惑ですよね。
せっかく綺麗に咲いているのに、それだけでいいような気がしてきました。
あなたはいかがですか。
参考:Wikipedia、バラとガーデンづくり、ハナラボノート、花言葉由来