エスカレーターのマナーからルールへ歩かない
エスカレーター問題
以前から問題になっているエスカレーターの行は非常に危険です。
日本エレベータ協会の調査によると、エスカレーターで走ったため転倒するといった「乗り方不良」の原因で事故が起こった件数は多いです。
2018~2019年に発生した事故は805件で、2013~2014年の882件からやや減少したものの高止まり状態がつづいている。
こうしたエスカレーターでの転倒や接触事故が頻発していることを受け埼玉県議会自民党県議団は条例の制定を検討し始めたということです。
埼玉県議会自民党県議団がエスカレーターでは追い越しをせず、止まって乗ろうという内容の条例の成立を目指しています。
エスカレーターでの転倒や転落事故を防止しようと歩いたり走ったりしないで、止まった状態で乗るよう努力義務を課すことが柱です。
もし、この条例が通れば全国初となります
記憶をたどると急ぐ人のためにエスカレーターの片側をあける方が合理的だという考え方が日本では半世紀ものあいだ浸透してきた。
そのために、エスカレーターの前に案内人が立ち一人ずつ乗るように呼びかけしたりポスターなども掲載されマナーを守ろうの合言葉で奨励されたように思う。
事実、1967年、大阪・梅田駅にエスカレーターを設置した際、片側をあけるよう呼びかける案内放送を始めた(98年まで)。
また、読売新聞の掲載記事で京阪電鉄(93年から2005年まで)やJR西日本、京都市営・神戸市営地下鉄などでも同様の呼びかけが行われた。
いまさらという感もあるけど、僕も実際危険なことがあったし、最近では、2列で乗るデパート内のエスカレーターで後ろから来た人が催促の地団駄踏みを派手にやられ怖い思いをしました
また、舌打ちをするのもよく聞きますが、なぜあんなに急ぐのか、その時は階段を利用すればよいではないか。
このような場面では僕はいつも不思議に思うのです。
自分だけが良ければよいという我利我利亡者の派生なのかと悲しくもなります。
この、2列を利用するにあたって、1列の利用ではないので、エスカレーター待ちの長い列を解消できるのではないか。
そうすることによって当然、早く改札に行けることになりますね。
また、今のままだと安全面がおろそかでありいつも後ろを気にして利用しなければならず安心して利用ができない。
特に、長いエスカレータの下りは、歩いたり走ったりする人を多く見かけます。
カバンやバッグ・買い物ぶくろなどが、変に接触しないか心配になります。
また、ベビーカーの事故も多いとのことで、赤ちゃんや幼児をしっかり守ってあげることが大事です。
高齢者はエスカレーターに乗ることも僕たちが考えるより、はるかに大変だと思います。
あのエスカレーターのスピードに合わせなければ乗れないし、乗ってからベルトをつかみじっとしていなければいけません。
ましてや、下りのエスカレータで上からどたどたと走ってきて接触をしないまでも、隣をすれ違うだけでドキッと怖い思いをします。
「マナーからルールへ」へという標語がありましたね。
エスカレータの利用もまさにルールを守り、安全で安心な自動階段にしましょう。
日本で初めてのエスカレーターがお目見えしたのは、東京・日本橋の三越呉服店(現三越百貨店)で、1914年(大正3年)のことでした。
デビュー当時には相当の話題を呼んだものと思われますが、残念なことにわずか9年後の1923年、関東大震災によって焼失をしてしまいました。
100余年の歴史なのですね。
オリンピック・パラオリンピックが開催されれば、海外から約4000万人(政府の目標)もの来訪客が見込まれてます。
それぞれの国のルールがある中で、安心して観光ができるように安全な利用法を構築するとりくみが必要です。
この機会をきっかけに、一人一人が注意して「エスカレーターでは歩かない」ことをまず実行しましょう。
参考:日本エレベーター協会、読売新聞、埼玉県