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ハーブの力を持ちハッカの代表「ペパーミント」

ペパーミント(Peppermint) は、シソ科ハッカ属のスペアミントとウォーターミントの交配種です。
原産地はヨーロッパ大陸でハーブの1種であり、特徴は何といっても独特のメントール臭がすることです。
一般に温暖で湿った場所によく見られます。茎は角ばっていて、高さ50~80㎝程度に生長します。7~8月になると、密集した葉の上のほうに小さなすみれ色または白色の穂状花を咲かせます。その開花の直前が収穫期です。

ペパーミント

ミントはハッカ

ペパーミントは、シソ科ハッカ属の植物を総称していうミントの1種で、ミントには主に3つあり、

  1. ペパーミント」は、「コショーハッカ」「西洋ハッカ」とも呼ばれます。
  2. ジャパニーズミント」は、「日本ハッカ」とも言われます。
  3. スペアミント」は、和名は「オランダハッカ」「ミドリハッカ」です。

ミントはハッカの意味で、日本でハッカといえば「日本ハッカ」を指すことが多いようです。

どれも、清涼感あふれる香りを漂わせる香りですが、香りのもとになっているのは、ペパーミントは「メントール」です。和種のミントにも多く含まれる成分で、キリッと爽快な感じでおなじみのスースー感は、ガムや歯磨き粉で使われています。

スペアーミントの香りは「カルボン」という成分が主体となっています。ややスースー感は控えめですがハーブと特有の香りが料理に合うことから、欧米では料理にスペアミントが用いられています。
別名「ラムミント」とも呼ばれ、イギリスの伝統的な料理なラム料理には、スペアミントの他に砂糖や酢などを加えてつくる甘いミントソースが欠かせません。

ラムチョップ+ミントソース添え

スペアミントのスペア(spear)は「槍(やり)」という意味で、先の尖った葉に似ているところから名付けられています。

ペパーミントのペパー(pepper)はコショウの意味で、ピリリとした刺激のある風味がコショウに似ているからだとされています。

 

メントールの冷たいは

香りのもとのメントールを鼻で嗅いだり口に入れたりすると、「ヒヤッ」とした ”冷たい” と感じる感覚が生まれますね。

これ、ほんとうは「冷たくはない」のですが、冷たいと感じますよね。

不思議な感覚がよぎりますが、ほとんどの人が体験していると思います。不思議です。

 

近年になり、この仕組みが明らかになってきたと言われてます。

人間の体の皮膚には、「冷たさ」を感じる仕組みがあり、冷たさを感じる「受容体」と呼ばれるものが存在します。

受容体は、口や鼻の皮膚にもあって、これが「冷たさ」を感じるとその刺激が脳に伝わり ”冷たい” と感じるのです。

ところが、この受容体は「冷たさ」だけに感じるのではなく、メントールにもにも反応をします。

メントールに反応すると「冷たさ」を感じた時と同じように、刺激が脳に伝わり、脳は ”冷たい” と感じてしまうのです。

この仕組みがメントールを鼻で嗅いたり、口に入れたりすると”冷たい” と感じることなのです。

また、香りの強いハーブのペパーミントやその仲間のキャンディミントなどについてメディアに取り上げられています。

ミントの効能

ミントの香りには、害虫に葉っぱを食べられるのを防ぐ効果があることは知られています。
この効果は、このミントの香りを吸った他の植物にも効果があったということです。東京理科大学と龍谷大学の研究グループが発表しています。

野外でキャンディミントとダイズを混載して植えて育て、するとキャンディミントの近くダイズを育てたほうが、離れて育てた場合よりも虫に食べられる被害が少なかった。

バジルとコンパニオンプランツのミント

このような実験を野外だけでなく室内や温室でも行い、コマツナにおいても虫からの被害が減少することが確認されています。

コンパニオン・プランツ

コンパニオンプランツとは、種類が異なる野菜(花)を一緒に植えることにより、互いの性質が影響し合い、病気や害虫を抑えることができ、野菜をより元気に育てさせる組み合わせのことを言います。

引用:カジトラ

ミントはコンパニオン植物として利用もされ、、アブラムシや毛虫を遠ざけると言われてます。

古代ギリシャ、ローマでは浴用香料として使われ、食物や飲料のにも使われていました。
また、軽い病気の薬としても利用されていました。

乗り物酔いしやすい人は、ペパーミントティーを携行すると良いですが、摂り過ぎには注意して下さい。

花言葉は「あたたかい心 美徳」です。

参考:WikipediaLOTTEハーブの力

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