絶滅危惧種の意外なパンダの生態
パンダ
あの人なつこい可愛いパンダは世界の
子供たちの人気者です。
パンダは野生に約1900頭しかいな
い絶滅危惧種なんです。
野生での寿命は約15年〜20年と言われ
ていて飼育下では30歳以上達すること
もある。
パンダの体長は120〜150㎝で、体重は
オス約100kgメスは約90kgです。
オスメス共に目の周りや耳、後ろ足、肩
から前肢にかけては黒くそのほかは白い
色をしている。
白い部分の毛は1本1本無色透明で光の
反射で白く見えるようになっている。
通常クマは物を掴む事はできないが、ジ
ャイアンツパンダは竹を掴むことができ
るように特殊に進化して掴める。
目の周りが黒いのでハッキリ分からないが
目はおもったより小さく上がり気味で鋭い
目つきをしている。
視力は弱いと考えられていたが、様々な色
を区別できることが確認されている。
パンダの可愛さは、なんといっても容姿で
すね。
ベイビースキーマ
「ベイビースキーマ」といって動物の赤ち
ゃんは丸い顔に丸い目、鼻や口などのパー
ツが下部に寄った配置と手足が短いなどの
共通した特徴がある。
可愛いと思ってもらうことで、自分を守っ
てもらうという生存戦略のひとつです。
ところが、パンダの場合は大人になっても
顔や体のバランスが子供とほとんど変わら
ないのです。
もう一つの理由は、あの可愛らしいしぐさ
です。
人間は自分たちに似たしぐさを可愛いと感
じる習性があり、まさしくパンダのしぐさ
は人間に似ている。
お尻を地面につけて座る他の動物とは異な
り、パンダは腰を地面につけて座る。
まったく憎めない「どこかのおじさん」そ
のものなんです。
ジャイアントパンダという名前が世界中に
知れ渡り一躍有名になったのは1869年のこ
とでした。
しかし発掘された化石からは、ほぼ
今の姿と形をして300万年前に北京
からベトナムにかけて生息していた
ことがわかっている。
コビトカバ、やオカピとともに世界
三大珍獣のひとつに数えられている
絶滅の危機の理由
絶滅の危機に瀕している理由の一つ
は、異性に対する厳しい選り好みが
挙げられている。
動物の世界では通常オス同士の勝った
ものがメスと交尾をする。
しかし、パンダの場合には争いに勝っ
たオスもメスが容姿や性格を気にいら
なければ拒絶される。
それどころか、攻撃されることもある
そのため動物園では、わざわざ中国か
らレンタルで借り、お見合いをさせて
いる。
また、ササはパンダの大好物で99%を
占める主食です。
1日あたり10〜18kg食べる。これは
体重比にして約45%に達する。
しかし、パンダはクマ科で消化器は肉
食獣そのものなのです。
200万年もの間、パンダは笹を食べ続
けているが、消化器は笹に対応してい
ない。
そのため、食べた笹のほとんどは、そ
のまま排出される。
しかも1ヶ月に1度腸を綺麗にするため
「粘膜の塊」を排しなければならない
この時凄まじい痛みを伴うようです。
笹は、数十年に1度一斉に花を咲かせ
て枯れるという特性を持っている。
その枯れた度に、多くのパンダが餓死
をしている。
現在、日本で飼育されているジャイア
ントパンダは「日中飼育繁殖研究」と
いう名目で中華人民共和国から借り入
れている。
可愛い容姿やしぐさは、癒してくれて
ありがたいのですが、
1年レンタル料は約8000万円、
1年の食事代は約1000万円
子供が生まれると1頭に約4600万円
希少動物でもある客寄せパンダには、
各国からラブコールが続いている。