健康寿命と平均寿命の差は
健康寿命って、平均寿命って、その差の違いは
最近の話題で、平均寿命が日本は世界で1位、2位を争うほどだと言われますが、入院をしていたり、寝たきりの人も数の中に入っています。
他国は日常生活を一人でできる人を対象にカウントしているので、日本流の計算とは違いが出てきます。
それでも、日本が世界屈指の長寿国であることは間違いありません。
平均寿命の定義は、
0歳児における平均余命のこと
平均余命とは、現在の状況が変化せず継続された場合に、ある年齢の人々が、その後何年生き
られるかという予測値のこと。
出典:Wikipediaより
WHO(世界保健機構)の「世界保健統計」2019年版によると2016年の世界の
平均寿命は72.0歳(男性69.8歳女性74.2歳)でした。
平均寿命のの長寿国(2010年版)
日 本(男性79.29歳、女性86.96歳)
スイス(男性79.31歳、女性84.12歳)
香 港(男性79.04歳、女性84.30歳)
オーストラリア、イタリアなど
健康寿命の定義は
0歳児における健康余命のこと
健康余命とは、現在の状況が変化せず継続された場合に、ある年齢の人々が、その後何年健康で
自立して生きられるかという予測値のこと。
出典:Wikipediaより
したがって、
平均寿命ー健康寿命=延命期間 になります。
健康寿命の長寿国(男女平均)
シンガポール(76歳)
日 本 (75歳)
キプロス(74歳)
オーストラリア、イタリアなど
日本国内での県別平均寿命順位は
(男性)
-
-
-
- 長野県
- 滋賀県
- 福井県
- 熊本県
- 神奈川県
- 京都府
-
-
最近の厚生労働省の発表によると
(平成28年 簡易生命表)
日本の 健康寿命ー平均寿命
男性 72.14-80.98
女性 74.79-87.14
やはり、ここでの健康寿命と平均寿命の差が、男性で約9歳女性で約12歳も短いことがわかります。
健康上の問題で、支援や介護を受けなければ生活ができない期間が9年から12年もあるということです。
元気に過ごすためには「健康寿命」を延ばすことが重要になります。
明治時代の日本人の平均寿命は40代前半でした。
男性女性共に50歳を超えたのは1986年です。
これからは、自立できる健康寿命に力を入れましょう。
日本国内での県別健康寿命の順位は
(女性)
-
- 静岡県
- 群馬県
- 愛知県
- 沖縄県
- 栃木県
- 島根県
今後、平均寿命はさらに延びてゆくことは間違いありません。
しかし、健康寿命との差を縮めなければ意味がないんです。
2018年度の医療費は42兆6000億円になり、2年連続で最高額を更新しています。
国民一人当たりの医療費は、33万7000円で75歳未満が22万2000円だったのに対し75歳以上は93万9000円で4倍以上です。
さらに高齢化が進むことで、医療費も増え続けることが予想されます。
このようなことを踏まえて、私たちみんなが「健康長寿」を延ばため何をすればよいか難しくなく考えて生活をしていきましょう。
「健康寿命」を延ばす心得
- 食生活:バランスの良い食生活
(特に野菜を多く摂りましょう) - 運動:少し早めの歩行など1日に40分以上を目安
- 睡眠:十分な睡眠が規則正しい生活を生みます
それぞれのことを少し意識して、何が自分に合うやり方かを考えるだけでも成果が出ます。
まずは、基本的なことから始めましょう。
参考:厚生労働省、健康長寿の取り組み、Wikipedia、omron健康寿命
国民医療費・厚生労働省、健康日本21・厚生労働省