簾とよしずとくればサイダーとラムネ
簾(すだれ)やよしず
夏の暑さ対策に簾(すだれ)やよしずが活躍をしている。
昔からあるこの簾とよしずは、それぞれに特徴があるのです。
簾とよしずは、最近特に暑い猛暑日な度にはもってこいの直射日光の日差しを避け、風を通してくれます。
簾の材料は竹を細く割ってつなぎ合わせ窓の外や軒先などにつるして使用します。
簾は万葉集にも記載されて、古くから使われていた夏の風物詩で日本の伝統工芸品のひとつです。
平安時代は「御簾・みす」とよばれ貴族が部屋の仕切りや日よけとして、緑の布を縁取りをし、房まで垂らした高級品のようでした。
よしずは葦を素材として編まれ、軒先などに立てかけて使用した。
いまでも、商店の日よけなどに立てかけて使われているのを見かけたことがあると思います。
海水浴場での海の家で必ず使っているあれです。
カーテンやブラインドが主流の中で、最近は竹や葦だけでなくプラスチックなどの素材で作られ、巻き取り式のものなどいろんなタイプが揃っています
使い勝手の良さや見た目のインテリアとして根強い人気があります。
この夏は、簾やよしずを冷房と上手に組みあわせて利用してみてはいかがでしょうか。
サイダーとラムネ
そして、夏の暑さに最適な飲み物と言えば昔からサイダーとラムネですね。
サイダー(cider)は英語でリンゴ酒を意味します。
日本では一般に砂糖とクエン酸と香料が加えられた無色または淡色のアルコールを含まない炭酸飲料の総称を指します。
ラムネはレモネード(lemonade)がなまった呼び名で炭酸水にレモン香料を加えた清涼飲料水のこと。
ラムネのビンは独特の形した青緑色で中にビー玉で密栓されている。
子供の頃に、これは何だろうと不思議で飲むたびにビー玉が中で音をたてていることが楽しかった。
サイダーもラムネも製法が同じでサントリーのサイダーとラムネの違いの解答は
サイダーはリンゴ酒のシードル(Cidre)が語源と言われ、明治時代はリンゴ風味、容器は王冠栓の瓶でした。
ラムネはレモネード(Lemonade)がなまったものと言われており、レモン風味で容器はビー玉栓のガラス瓶でした。
長い年月を経るうちに、2つの境目はあいまいになり、現在は容器によって区別されています。
引用:SUNTORY
結局、現在では容器の違いだけなんだちょっとビックリだね。
日本の清涼飲料はサイダーとラムネなどの炭酸飲料が全体の80%を占めていたが、戦後は生活が洋風化し、それに伴いジュース(果実飲料)が台頭してきた。
炭酸飲料の中でもコーラが大きく進出してきて、サイダーやラムネの占める位置は著しく後退をしてしまった。
特にラムネは中小企業で製造され、祭の夜店や露店でしかお目にかかれなくなってきた。
このような、昔からのものからこの夏は涼を求めて過ごしてみてはいかがでしょうか。
参考:hibbiyakadan、Wikipedia、全国清涼飲料連合会、違いの分かる事典(PHP)