2022の夏至はいつ、キャンドルナイトで過ごそう
夏至6月21日(月曜日)です。
夏至はご存知のように1年で昼の時間が最も長い日です。
二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつで、「夏に至る」と書くように、この日を過ぎると本格的な夏の到来になります。
逆の、夜の時間が最も長い「冬至」に比べると、北海道の根室で約6時間半、東京では約4時間40分も長くなります
西洋占星術では夏至を巨蟹座(かに座)の始まりとしてる
暦の上では夏季の真ん中になりますが実際は梅雨のまっただ中で、農家では田植えの繁忙期の頃です。
二十四節気では、太陽の動きに基づいますが、太陽は、東の方から出てきて南の空を通って,西の方にしずんでいきます。
しかし、その動きは1年中同じではなく毎日、少しずつかわっていきます。
- 一年で最も昼の長い日を「夏至」
- 一年で最も昼の短い日を「冬至」
- 昼と夜の長さが同じ日を「春分」「秋分」としている。
夏至(6月21日ごろ)の日は、太陽はいちばん高い空をとおります。
この日をすぎると、太陽の通り道は、すこしずつ低くなり冬至(12月22日ごろ)の日は、いちばん低い空を通るようになります。
春、夏、秋、冬の四季の中心として決めた暦です。
この仕組みは、名称は違えど古代殷の時代、今から3000年以上前から存在していると言われてます。
二十四節気(にじゅうしせっき)は2016年にユネスコの無形文化遺産に登録されました
2022年の夏至は、6月21日(月曜日)です。期間としては、次節気の小暑までの6月21日から7月6日までをいいます
夏至の期間を過ぎたら梅雨明けもまじかで、季節は一気に本格的な夏へと向かっていきます。
「夏の頂点というけど、暑い盛りはこれからではないのかな」と思われる方がほとんどだと思います。
これは、旧暦では4月~6月を夏の期間としていたので旧暦では5月に夏至が訪れていたのです。
これで分かりましたね。
その時期ならば夏が至る(夏が来る)と言う事です。
夏至の頃は、ちょうど、梅雨の時期でもありますね、この頃の花といえば、紫陽花や菖蒲(あやめ)です。
冬至には、ゆず湯にはいったりカボチャを食べたりする行事や風習がありますが、夏至はあまり聞きません。
夏至では
調べてみると地域では残っているようです。
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- 関東では、お餅を焼いて神にお供えする。
- 関西では、タコを食べる。
- 愛知では、無花果田楽を食べる
- 京都では、水無月という和菓子を食べる
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世界的に有名なのはヨーロッパの夏至祭です。
「太陽の力が最も強まる日」とされ、日照時間の短いスエーデンなどの北欧では昼間の長い夏至の日はとても大切な日なのです。
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キャンドルナイト
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近年は、夏至と冬至の夜、世界各地でキャンドルナイトのイベントが開催されています。
キャッチコピーは「でんきをけして、スローな夜を。」で、「20時~22時の2時間電気を消して過ごそう」という運動がもとになったイベントです -
日本では、東京タワーや増上寺のキャンドルナイトが有名です。
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はかなく切ない「短夜」
夏至の夜短かさ、はかなさを惜しむ気持ちから歌人たちが夏の夜を呼んだのが、「短夜(みじかよ)」「明易し(あけやすし)」があり、季語として数多くの俳句作品に詠みこまれました。
これに対することばとして、
- 春の「日永(ひなが)」
- 秋の「夜長(よなが)」
- 冬の「短日(たんじつ)」
があり、それぞれの季節を背景にした情感を主としたことばです。夜が1日の始まりだったころ夜はあくまで暗く、恐ろしいものであった。
また一方では男女の逢瀬のかけがえのない時間でもあった。昔の夜は、闇夜で百鬼夜行する、神々の時間、聖なる時間、神話的時間だった。
「短夜」には、日本人が体験してきた夜のさまざまな記憶がうち重なっていると言われれている。
どうでしょう、電気を消してキャンドルの明かりでリラックスもいいですね