する方もされる方もマウンティングに注意しよう
マウンティングとはweblio辞書によると
自分の方が相手よりも立場が上であること、また優位であることを示そうとする、行為や振る舞いのこと。特に、対人関係において、自分の優位性を示そうと自慢したり、相手をけなしたりすることを指す。
マウンティングは本来、サルなどの霊長類の動物が、相手に対して馬乗りにになって自身の優位を示すことであり、この行為が対人間のマウンティングの語源となっている。
マウンティング女子の言葉があるように、ドラマで優位性をめぐる争いを描いたことがあった。
優位性を示す内容はさまざまで、外見やファッション、持ち物、学歴、収入、異性からの人気などをはじめ、家族(とりわけ夫や子ども)や恋人のこと、家庭環境や経済力などがある。
マウンティング女子というけど、決して女性特有の物ではなく、男性にもマウンティングはあります。
なぜマウンティングをするのか心理的には
- 優越感を得たい:
周りから注目されて、凄い人だと褒められたい気持ちが強く働き優位に立つことで自尊心を満足させている。 - 劣等感を持っている:
常に他人と比較し、本当は他人よりも劣っていると思い込んで、強く見せることで弱点を隠し嫌われないようにする。 - 自分の意見を通す:
自己中心的で主導権を握り他人の意見を受け入れないで、自分の意見を通そうと押し付けたりする - プライドが高く主導権を握りたがる:
自分が常に一番でないと気が済まないので、自慢話をして人を見下し自分の立場を上げるようにしている。 - 負けず嫌いが強い:
他人よりも常に自分が勝っていると確認し、誰にも負けたくない気持ちが人一倍強く仕事の成果や年収などで勝組みをアピールする。 - 情報の収集家:
情報を収集することで他人のレベルを自分と比較し、優位に立てるかどうか判断する。
また、知識が豊富で経験が高いことを伝え、おせっかいなアドバイスをいう。 - 悪口が得意:
他人をほめることは少なく、欠点を指摘したり吹聴したりして陥れることもある。
いずれにしても、人に認めてもらいたい、注目されたい欲求が強く、人より優位に立とうと躍起になっているのですね。
男性のマウンティングは直接的に示すことが多いですが、女性の方は間接的だったり、無意識だったりすることが多い。
例えば、、男性が年収の額や役職の自慢をするのに対して、女性は未婚の相手にたいして結婚生活の愚痴や、子供についての悩みを話すことで、自分が既婚者であることを印象付けて、自分の優位性を示します。
また、仕事のやり方や髪形、ファッションに対するアドバイスを友達や同僚にするのも、「自分の方がかわいい、綺麗」と確認したい気持ちからだといいます。
マウンティングの対処の仕方は
- 張り合わないで、相手に会わせつつ聞き流す。
- できるだけ遠ざけるようにして関わらないようにする。
- あえて褒めるようにして満足させる。
- 自分の個人的情報などは話さない。
こんな言い方もあります。
- 「マウンティング女子」は主に女子会やママ友の集まりなどで暮らしぶりの優雅さや生活環境の恵まれ度合いを張り合う人々
- 「マウンティング上司」は職場の部下に対し世間の酸いも甘いも知った人生の先輩として振る舞いたがる人びと
- 「マウンティングおじさん」は達観した・悟りを開いたかのような積極じみたことを言いたがるおっさん世代
気をつけましょう。
参考:セキララ・ゼクシイ、smartlog、weblio辞書