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身体も心も脳にも大事な「腸は第2の脳」

腸は「第2の脳」と呼ばれています。

食べたものを消化する消化器の一部と思っている人が多いと思いますが、腸は身体の全体を整える司令塔の役目をしているのです。

食事したものは口から入り、胃で消化され、腸で分解されて栄養素を体内に摂取し、吸収されなかったものは大腸で便となり排泄されます

この便が、とても大事で老廃物が排泄されずに体内にたまっていくと、身体全体に悪影響を及ぼし全身の健康につながっています。

腸の仕組みを考えながら健康体になるようにしていきましょう。

人間の腸内は1000種類以上の腸内細菌が100兆個も住んでいます。

NHK特集(スペシャル)でも取り上げられていた、腸内の様子が花畑のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれています。

NHK特集では、”驚異の「腸内フローラ」” として、心のコントロール、老化の防止、糖尿病やがんの予防などに働いていることをつきとめ、さらにアレルギーやうつやアルツハイマーに到るまで腸が影響していることなどを訴えていました。

最近の研究では、さらにダイエット、肌荒れ、精神安定、生活習慣病など体全体の調子まで司どっていると言われています。

腸内細菌には体に良い影響を与える「善玉菌」と、悪い影響を与える「悪玉菌」がいて、さらに、そのときどきで優勢な側に着く「日和見菌」が存在してバランスを保ちながら腸内フローラを形成しています。

最近は「腸活」という言葉で表現され、拡散しているのでお分かりの方も多いと思いますが、この腸内細菌を活発にして活動させるようにすることが健康につながることなのです。

特に善玉菌を元気にする、食物繊維は必須で、意識して食べるように心がけましょう

食物繊維

食物繊維は「ヒトの消化酵素で分解されない食物中の総体」と定義されていて、水に溶ける水溶性食物繊維と、溶けない不溶性食物繊維とに大別されます。

  • 水溶性食物繊維:果物や野菜に含まれるペクチン、コンブやワカメなどのぬるぬるの成分のアルギン酸などがあります。
  • 不溶性食物繊維:植物の細胞壁を構成しているセルロースやヘミセルロース、リグニンなどがあります。カニやエビの殻に含まれるキチンも不溶性食物繊維に分類されます。

引用:健康長寿ネット

食物繊維は健康のためにとても重要で、” 第6の栄養素” ともいわれて注目されています。

「腸活」の新常識

その食物繊維の水溶性と不溶性の両方の特徴をあわせもつレジスタントスターチ」が新たに長目を集めている成分です。

レジスタントスターチは、「難消化性でん粉」といわれ、従来のでん粉は小腸ですべて分解・吸収されると考えられていました。
が、「分解・吸収されにくい性質のでん粉」も存在することが近年の研究で分かったのです。

不溶性の食物繊維は、腸内で働いている善玉菌と大腸の奥深くにある直腸まで運び、腸内の不要なものを便として排泄し体内をきれいにし、大腸がんや潰瘍性大腸炎などの予防をしています

善玉菌のエサになる水溶性食物繊維は善玉菌を増殖させ、腸を整え体を整える短鎖脂肪酸という物質を排出します。

毒素の侵入を防ぎ、免疫力を高めて、血中脂質や血糖値の急激な上昇を抑える可能性もあり、生活習慣病の予防効果が期待されています。

これら、食物繊維がもつ水溶性食物繊維の役割、不溶性食物繊維の役割の二つの長所を兼ね備えた「レジスタントスターチ」は「ハイパー食物繊維」と呼ばれてます。

さっそく、取り入れてみてはいかがでしょう

米、パスタ、大豆、全粉粒など(米は炊くとでん粉になり、パスタはアルデンテで)未熟の緑色のバナナ、特定品種のトウモロコシ、コーンスターチ、冷めたご飯、冷めたポテトサラダ(冷めると消化されにくいでん粉に戻る)加工でん粉など

こちらも参考にしてください。

米やバナナに含まれた成分がすごい健康効果を生む

参考:健康長寿ネットJOIL

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