夏の大三角 星座と伝説
夏の大三角
7月の夜空で東を向いて見上げ、そこにあるいちばん明るい星が「こと座」のベガ。
ペガから右下で輝く星が「わし座」のアルタイルペガから左下に「はくちょう座」のデネブ
この3っつの星を結んだ三角形を「夏の大三角」という。
8月9月の夜空には、ペガが頭の上に見えてきます。
「こと座」のべガは七夕のおりひめ星で有名です。
「わし座」のアルタイルは七夕のひこ星で有名。
8月の上旬が夏の大三角を鮮やかに見れるピークとされている。
夏の三角の見つけ方(詳細)
携帯をもって、見晴らしの良い夜空に出たら携帯アプリのコンパスを使って南東を見ます。
「わし座」のアルタイルを見つけられます。
アルタイルは周りの星とは違って、かなり輝いているので見つけやすいです。
そのアルタイルから少し東に向かって目線を動かすと「はくちょう座」のデネブが見つけられます。
さらに近くに周りの星より輝いて見えるのがベガで、この他の星より明るく輝く3っつの星を線で結ぶと夏の大三角になります。
見つけた星たちを眺めながら、その星座や星の神話、伝説や物語を知ることでもっと楽しい天体を見ることができます。
七夕伝説
こと座の1等星ベガは織姫です。
天帝の娘の織姫は機織りの上手な働き者だった彦星はわし座のアルタイルです。
牛飼いの彦星も働き者でした。
天帝は二人の結婚を認め、夫婦となった織姫と彦星は生活が楽しく、織姫は機を織らなくなり彦星は牛を追わなくなりました。
このため、天帝は怒り二人を天の川を隔てて引き離してしまった。
ただ年に1度、7月7日(旧暦)だけ天帝は許した。
はくちょう座のカササギは、二人の橋渡し役とされ2人はこのカササギの翼にのって天の川を渡り、年
に一度の再会を果たしたとも言われている。
しかし、7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増し織姫と彦星は合うことはできなかった。
そのため、星の逢引きであることから七夕のことを「星合い」という別名があります。
この日に降る雨は「催涙雨」と呼ばれ、織姫と彦星が会えないつらさで流す涙と言われている。
わし座のアルタイル
わし座のアルタイルは七夕伝説に出てくる「彦星」です。
1等星のアルタイルは光り輝いていますが、わし座が天の川になるので、より幻想的になるようです。
さらに、アルタイルはギリシャ神話にも登場し、全知全能の神と知られる「ゼウス」の雷の矢を運ぶ鷲ともされている。
夏の大三角の特徴
ベガ: 0等星。地球からの距離25.3光年
アルタイル: 1等星。地球からの距離16.7光年
デネブ: 1等星。地球からの距離1424光年
太陽の200倍の大きさ
この夏は、恋人や家族、友達とこの大三角を見つけ楽しい会話で盛り上がってみてはいかがでしょう。
参考:おすすめ情報館、YAHOOキッズ、Wikipedia、