手袋は季節を問わず使われてます その単位は
手袋は季節を問わず使われています
あなたは、寒い冬に「てぶくろ」をしますか
あったかなボアなどで作られて親指とほかの
指4本をまとめて入れるスペースが、二つに
分かれている手袋はミトンと呼ぶ。
動きやすいように指先を出して作られた
てぶくろは「オープンフィンガーグロー
ブ」と呼ばれている。
よく考えてみるとてぶくろは寒い冬だけでは
なく、作業に合わせて材質を変え、いろんな
現場でつかわれています。
- 医療現場:ゴム・ビニール製の病原体からも保護する
- 工場など:火傷や擦り傷、切り傷の防止
- 作業現場:放射能や化学物質などの危険から守る
- 美術・工芸品:白い手袋で作業してますね
- 警察の捜査:こちらも白い手袋を利用しています
- イブニングドレス:子ヤギの皮の長い白手袋
(オペラグローブ・イブニンググローブ) - スポーツ界:各競技に合わせた革製のグローブ
- 自動車・オートバイ:しっかり掴めるグローブ
たくさんの用途でつかわれてます。
まだまだ、ありますね。
医療用ゴム手袋の発案
医療用で特に手術などで使われるゴム手袋は
医師で医学教育者のスチュワート・ハルステ
ッド(米国)が、看護婦の恋人キャロライン
の為に発案した。当時は手術前に強力な消毒液に手をつけてか
ら手術に挑んだ。手の皮膚が弱い彼女に手の荒れの防止のため
ゴム手袋を発案した。殺菌性に優れたゴム手袋は消毒液に手をつけ
るよりも強力なため注文が殺到し世界各国の
手術現場で使われるようになった。
物が作られるというのは物語があるもんですね。
日本で一番の手袋の産地は香川県です。
香川県といえばうどんの名産地で有名ですね
手袋は全国の90%を生産しています。
もともと香川県出身者が、明治時代に大阪で
メリヤスの手袋を製造していたのを、故郷に
手袋製造技術を持ち帰り地場産業として根付
き、いつの間に日本一の手袋生産地になった
これは、恋する二人が紡ぎだした香川手袋の
ラブストーリーなのです。
詳しくは、こちらをごらんください。
知られざる手袋ストーリー
手袋の単位は
ところで、あなたは手袋を買う時に単位を
言いますか。
ほとんどの人は「これください」ですね。
手袋の単位は「双・そう」と数えます。
双を辞書で引くと
二つで一組になるもの。とズバリの言葉です
漢字辞典を見ると古い旧字には
象形文字の「雙」とあります。
この雙の中には、ずんぐりとして尾が短い
2羽の小鳥がいて、その小鳥を右手で手に
したことを意味しています。
そこから、二つ「ペア(2つで一組のこと)」
を意味する雙(双)の漢字ができた。
なので「一双の手袋」などと使います。
ペアになっているものはよく「組」を使いま
すが、手袋を1組と言っても間違いではあり
ません。
どちらかといったら「組」の方がピンときます
もし、手袋の片方が落としたりして、片方だけ
になったら、呼び方が変わり「枚」になります
日本は独特の単位で数えますね。
- 8本(はっぽん)”はちほん”ではない。
- 10本(じっこ)”じゅっこ”ではない。
- 小鳥が3羽(さんわ)”さんば”ではない。
普段使ったこもない、聞いたことのない単位
で珍しいものを一つ上げるとしたら
aH(アハ):笑いの度合いを数値化
「笑い測定器」関西大の研究チームが開発
朝日新聞(2008/2/21)より
いろいろあるもんです。
参考:Wikipedia、手袋豆知識、GUIDOOR MEDIA、単位読み方辞典