面食いとは男も女も持っている
面食いとは
「あいつは面食いだからな」なんて言葉をよく聞きますね。
面食いとは、顔立ちの良い人ばかりを好む人のことまた、その人。器量好み。
出典:デジタル大辞泉より
面食いとは、面(顔)を食う人という意味で顔立ちが良い人ばかりを好む人のこと。
男女ともに使われる言葉で、相手の性格が少々悪くても顔が良ければ許してしまうのが男女に限らず面食いの特徴です。
ほとんどの男女が「面食い」と言っても過言ではないでしょう。
しかし、あなたは面食いですかと聞かれても”はい面食いです”とはっきり言える人は少ないと思います。
「美人よりかわいい女の人が好き」とはっきりいう男性は多いですね。
面食いがいつから使われはじめたのは不明です。ただ、昭和初期の書籍のなかで使われていたようです。
面食いはいつから
江戸時代までは、階級制であったため家柄と血筋が重要視され特に上流階級になればなるほど、お嫁さんを容姿で決めるなどは言語道断でありえない時代でした。
ということは、どんなに容姿端麗であっても得をするということはありえなかったということです。
明治時代になると政府が国民を天皇のもとに1つにまとめるため古くからの身分制度を改めた。
明治政府は公家・大名を華族(かぞく)武士を士族、百姓・町人を平民とし、四民平等と言い、天皇とその一族以外はすべて平等にした。
この身分制度の廃止により家柄や血筋を気にせずだれとでも結婚ができるようになったのです。
そうなると、お互いが選ぶことができるようになり、自由恋愛や結婚の自由が認められた。
すると、容姿の占める割合がかくだんに大きくなりはじめた。
「ざんぎり頭を叩いてみれば、文明開化の音がする」とうたわれてたように明治時代は西欧文化が流入してきました。
そのうちの一つが社交場でのパーティー文化です。
そこは一人で行くものではなく夫婦で行くものでした。
男の誰もが、脳裏に浮かんだのは美人を連れていくことで自分を高く評価見せることができる でした。
面食い化のはじまりか
伊藤博文を筆頭に有力な政治家や役人の多くは芸者さんと結婚をしたのです。
容姿が優れていることはもちろん、社交術を心得ているので男たちの威厳を満足させる存在だったのです。
昭和になると、政府は賛翼美人という概念を打ち出し、目鼻立ちについての指摘は、まったくなく多産型のふくよかな女性が望まれた。
戦後になるとそんな話はどこかに消えてしまい、またまた容姿端麗な美人がもてはやされる時代が到来します。
美人という定義はありませんね、各人が好みの人、容姿であれ、性格であれ100人100様ですね。
面食いの人はプライドが高く自信家の傾向が強い。
ブランド物を好むタイプが多いですね
面食いも各人の好みの問題ですから、自分が幸せを感じればそれでよしです
また、あざとい女性の発掘も捨てたもんじゃありません。
参考:menjoy、Weblio、日本語俗語辞書、身近な疑問を解決する(北畑淳也著)、tapple、