だるまさんがころんだも唱え言葉
唱え言葉
唱え言葉の唱えるは辞書で調べると
- 声に出して言う
- 大声で言う。叫ぶ。
- 人に先んじて言いだす。首唱する。主張する。
- (称える)名づけていう。呼ぶ。称する。
出典:Weblio辞書より
とあり、
1.ならば、「お題目を―・える」「呪文を―・える」
2.ならば、「万歳を―・える」
3.ならば、「新学説を―・える」「異議を―・える」
4.ならば、「みずから救世主と―・える」
と使います。
唱え言葉唱え言葉となると、慣用句や熟語になり唱え言(となえこと)とも言います。
決め言葉
仏教ならお経、キリスト教なら聖書、イスラム教ならコーランがあり、その中から抜き出して決め言葉のように使うものがあります。
例えば、仏教なら「南無阿弥陀仏」や「南無妙法蓮華経」とかイスラム教の「インシャラ―」、キリスト教の「アーメン」がありますね。
神社に行き神様に参拝するときは「二拝二拍手一拝」をします。
その参拝する近くに、決め言葉(唱え言葉) が書かれてます。
「祓え給い、清め給え、神ながら守り給い、幸え給え」
引用:神社本庁より
僕は神社での参拝は声は少し抑えながらこの唱え言葉を2回繰り返します。
これの意味は、
(お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい)
という、たいへんなお願いをしています。
ですからこの他のお願いは一切しません
ヒトにより、幸せの思いはちがうものの究極的な、幸せをお願いしているわけですからこれ以上は失礼だと思います。
また、古くからは占いの関連で用いられていたものが、その後、神様を拝む時に使われるようになった唱え言葉があります。
「吐普加美依身多女」という唱え言があります。
この言葉の本来の意味ははっきりしていませんが、「遠神能看可給」(遠つ御祖の神、御照覧ましませ)あるいは「遠神笑美給」(遠つ御祖の神、笑み給え)といった意味であるともいわれています。
もともと、占いに用いられた言葉なので、「神様の御心があきらかになりますように」という意味であったのではないかと思われます。
出典:神社本庁より
と、このように紹介されています。
だるまさんがころんだ
子どもの頃に外でよく遊んだひとつの中に鬼が後ろを向き「だるまさんがころんだ」と唱えている間に、他の人は少しづつ鬼に近づく。
鬼が見ている間は体を動かしてはいけない動いたことを指摘された人は鬼の子となる。
この遊びは男子も女子も一緒に出来ることから、よく遊びました。
この「だるまさんがころんだ」も唱え言葉になります。
ちなみに「だるまさんがころんだ」は10文字からできていることから、10を数える代わりに唱えるものです。
マタギに伝わる唱え言葉
秋田県のマタギに伝わる唱え言葉は、熊をし止めるとケボカイという神事をします。
ケボカイは獲物の皮をはぐ大事な神事で、山神様に感謝し、皮をはぐと小枝で熊の尻から頭に向かって3度なで唱え言葉を7回、3回と唱え最後に「コレヨリノチノヨニウマレテヨイオトキケ」と唱える
引用:秋田・仙北豊岡熊マタギより
これらの唱え言葉は、たたりを防ぎ、熊を成仏させるために引導をわたすものであるとされている。
我が国は、古来言葉には霊力が宿り、口に出すことによって、その力が発揮されるという言霊の信仰がありました。
最後に、神社の参拝の時の有名な唱え言葉をおぼえて2回以上繰り返してとなえるときっと良いことがあります。
かむながら たまち はえませ(惟神霊幸倍坐世)
です。意味は
「神さまのお力で よりよい方向へお導きくださいお守りください」です。
参考:神社本庁、秋田・仙北豊岡熊マタギ、唱え言葉、Weblio辞書