くしゃみの噂は本当か
くしゃみと噂は本当なのか
昔から、くしゃみすると「誰かが噂している」と
よく言われます。
それは、本当なのでしょうか、偶然でしょうか。
鼻がムズムズすると「ハックション」と所かまわず
しかも大きな声で出てしまうくしゃみ。
本来の詳細なメカニズムは解明されていなようです。
基本的には、2通りの機能があり、
- 一つは体温を上げるための生理現象。
- 二つ目は鼻腔内のほこりなどの異物を排出するため。
くしゃみ反応は不随意運動で「自力で抑制」はできない。
くしゃみのことわざ
私が子供の頃に聞かされたことわざは、
「一にほめられ、二に憎まれ、三に惚れられ、四に風邪をひく」
だった。
今でも、くしゃみが出たときなど使わしてもらっている。
特に三回連続でくしゃみが出ると、鼻を拭きながら
「誰かに惚れられたかな」と自慢げに言う自分がいる。
他のことわざには
「一にほめられ、二にふられ、三にほれられ、四に風邪」
ともいい、解釈にはそれぞれです。
また、古いことわざに
「一そしり、二笑い、三惚れ、四風邪」
で、これの意味は
- 1回だったら批判される噂、
- 2回だったら物笑いの種にされ、
- 3回だったら誰かに惚れられているが、
- 4回もくしゃみするのは風邪をひいている。
です。万葉集の中には、くしゃみが出たということは、
ひとが自分の良い話をしているということだ。といった表現もあるそうです。鎌倉時代に記された「徒然草」では
「子供がくしゃみをしたときは、親が「くさめ」と
「唱えないと死んでしまう」という一説があります。
くしゃみをすると鼻から魂が抜けると信じられていた
そのためにくしゃみをすると寿命が縮まると信じられていた。
呪われているとの表現もあり、呪文返しがあったのは
そのせいで、その呪いが現代の「噂」となったのでは
ないかと推測されている。たしかに、くしゃみをした後はスーッと鼻から息が抜けて
気持ちよくなりますね。語源は諸説あり、ハッキリしてませんが前述した
「くさめ」という呪文のような言葉がいつしか
それが「くしゃみ」という名になり、行為そのものを
指すようになったようです。外国の「噂」
「噂」は日本だけではなく世界各地にあり
基本的には、くしゃみをした人に声をかける
そうです。- タイ くしゃみを2回すると「誰かが自分に会いたがっている」
- ドイツ語圏 Gesundheit ゲスントハイド 「健康」
「お大事に」という。 - フランス語 「願いが叶うように」という。
2回くしゃみすると「恋愛がうまくいくように」 - イタリア語 Saluteサルーテ 「健康」という。
- スペイン語 Salud 「健康」と声掛けする。
2回くしゃみすると「健康とお金」という
3回くしゃみすると「健康とお金と愛」という。 - 英語圏 Bless you ブレス・ユー「神の祝福あれ」という
トルコ語 チョク・ヤシャ「長生きしてください」という。
いろいろとあるものです。
くしゃみをしたときのの風速はなんと時速約320kmです。
呼気に含まれる唾液の飛沫は時速約36kmで
約4m先まで飛ぶので、飛沫の先に注意して
横や下を向きハンカチなどで覆うようにしましょう。