日本で2023年空飛ぶクルマ
世界各国で話題をひめ、開発競争に
拍車がかかり、実証実験がすすめら
れているのが空飛ぶクルマです。
日本勢の中でトップを切ったのが有人
飛行の公開試験を成功させたSkyDrive
です。
「空飛ぶクルマ」の実用化が秒読みに
入り、株式会社SkyDriveは国立研究開
発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)
の協力の下、空力特性に関する研究を
開始した事を発表した。
空飛ぶクルマのプロペラは、飛行機や
ヘリコプターと異なった使い方をして
いて、その空力特性には未知の領域が
存在する。
空飛ぶクルマの3つの特長
①電動のため低コストかつ低騒音
②運転が容易で自動運転も可能
③垂直に離発着できるので点から点へ移動できる
この3つの特長を活かし
・移動をより短時間
・安全かつ思いのまま
・インフラが整備されていない地域でも活用できる
と株式会社SkyDriveのCEOの
福澤 知浩氏は話しています
日本での研究・開発
今回日本で初めて空飛ぶクルマのプロ
ペラが風洞試験設備を持っているJAXA
と共同で空力に関する研究が行われた
JAXAは日本最大の航空機用風洞試験設
備を有していて、飛行機やヘリコプタ
ー等、これまで日本で開発された航空
機のほぼすべてが、この施設で風洞試
験を実施している。
それらのデータをもとに空力に関する
研究が行われ、特性把握や性能向上が
図られている。
空飛ぶクルマの開発に拍車がかかった
のは2016年にUber社が99ページにわ
たるを発表し、具体的なビジネスモデ
ルを提示したのがきっかけだった
これを機に、欧米では製品発表や実機
試験が相次ぎ、実用化に向けた取り組
みが一気に加速した。
おそらく2022年から2024年にかけて、空飛ぶクルマの販売がスタートするでしょう。
その市場規模は、最終的には自動車市場の約1/3にまで拡大するのではないかといわれています。
今後、バッテリーの電池技術が進化して航続距離が延び、規制や社会受容性の問題もクリアすれば、
空飛ぶクルマの利用はどんどん広がっていくと思います
引用:SkyDrive社、福澤CEOより
開発中の空飛ぶクルマ SD-XX
空飛ぶクルマは大型・小型
現在空飛ぶクルマの開発は2グループ
にわけられます。
・大型 10m 四方・重さ3トン以上
100~300kmの航続距離を持つ
・小型 3m 四方・重さ0.6トン
20~30kmの航続距離と短い
「日本とアジアでは、ビルの屋上でも
離発着が可能で、日常的に使えるコン
パクトな機体が普及する。
一方、土地が広くて移動距離が長い欧
米では、大きな機体の開発・導入が進
むのではないかと思われる。
世界に200~300件あるといわれている
プロジェクトチームですが、有人試験
まで漕ぎつけたのはわずか10件程度で
日本勢ではSkyDriveの1社だけというの
が実態です。
サービス開始は2023年度を予定している。
SkyDriveの特長であるコンパクトな機体のメリットを活かして、
「コンビニの駐車場ぐらいのスペースから離発着できるような機体をつくり、
圧倒的に身近に空を使える世界を目指したい
と福澤CEOは意気込んでいる。
正直、こんなに進んでいるとは思いま
せんでした。
今後の空飛ぶクルマ
国土交通省の航空法に基づく認証の取
得だったり、エアバスやボーイング並
みの安全性の確認だったり飛行ルート
の確立など問題が山積しています。
そんな中でも、ワクワクするようなこ
とで、子供のころ見た漫画の世界が、
実現するとは夢にも思わなかった。
2020年11月、大阪では「空の移動革命
社会実装大阪ラウンドテーブル」が発足
SkyDriveは、大阪府やさまざまなステー
クホルダーと連携しながら、空飛ぶクル
マの社会実装に向けて協議を進めること
となった。
遊覧飛行やジェットコースター、観覧車
のようなエンターテーメントとしての使
われ方。
SLや豪華客船に近い使われ方、もちろん
救命救急、エアタクシーなど様々な分野
で活躍すると思われます。