初めての両頭ペン先(太・細)のハイマッキー
ちょっと探してみたら、家にも会社にも「ハイマッキー」は、あった。
誰もが一度は使ったことのある油性のマーカーでゼブラから製造・販売されてます。
「何にでも書けるペンはないものか」との要望から開発されて、1976年(昭和51年)にハイマッキーが発売された。
当時からあった人気の油性ペンは、瓶の中にインクが入っているタイプでペンの先は一つだった。
ハイマッキーは、国内初のペン先が2つあり(両頭)、太い先と細い先がありハイマッキー1本で2種類の太さを書けるのが特徴で人気を博し、画期的な油性ペンとして人気の商品となった。
- 段ボールなどで送り先や品名などを書くには太いペン先を使用
- 封筒の送り先や子供たちの名札には細いペン先で書き込んで使用した。
当時は郵便や物流の宛先を書くには、手書きだったので重宝しました。
名前の由来
ハイマッキーの名前の由来は「ハイ」(Hi-) は、新しくて高品質であることを表現し、「マッキー」(Mckee)は、 「マーカー」や「マークする」という言葉を親しみやすく表現し命名した。
ゼブラの営業マン
発売した当初は人気が出るまでなかなか売れなかった。それは同じような油性ペンの商品があり、文具店に置いてもらえないという状況だった。
そんな中で、ゼブラの当時の若手営業マンが「太いペンと細いペンの2種類が1本になっているので、店の場所を1本分の省スペースで置くことが出来る」と宣伝し、店頭に置いてもらえるようになったという話がある。
引用:雑学ネタ帳、
人気が出るまでは、苦労がありますね。
種類・特徴
ロングヒット商品で家庭でも会社でも使われて、年間で約2500万本もの売上がある。
油性アルコール系インクを使用していて、速乾性・耐水性に優れ、本体の能書き(文字が小さくて見えません)には、「紙・布・木・段ボール・ガラス・プラスチック・金属・ビニール類に」と表示されています。
カラーバリエーションも豊富で(黒・青・ライトブルー・緑・ライトグリーン・黄・ピンク・紫・赤・オレンジ・ライトブラウン・茶)全12色ありポスターやポップにも使われてます。
ハイマッキーの太さは、左の太が6.0mm、右の細が1.5-2.0mmになっています。
他にも種類があり、
- マッキー極細:サインペンの定番商品。太さは、左の細が1.0-1.3mm、右の極細が0.5mm。
- マッキ―極太:左の平芯が8.0-17.0mm、右の角芯が10.0mm。
- マッキ―ノック細字:キャップがいらないノック式。ペン先は一つだけの1.0-1.3mm。
- お名前マッキ―細字:布の滲み・洗濯時の色落ちを抑えた、名前書き用のサインペン。
などなどを揃えています。
なんだか、ハイマッキーの宣伝のようになりましたが、画期的油性ペンの秘話からこのようになりました。これからも使う事が多いと思いますが、そんな時にふと思い出してくれるとありがたいです。