リフレーミングでポジティブに幸せになろう
リフレーミングとは
出来事の枠組み(フレーミング)をはずし違う枠組みで見ることをいいます。
同じ環境化の中にいても考え方ひとつで、よくも(長所)なり、悪くも(短所)なります。
よく使われる例としては、待ち合わせ時間にあと15分だとしたときに楽観的に考えれば「まだ15分もある」思えるし悲観的に考えれば「もう15分しかない」と思ってしまう。
また、あなたは仕事上でミスをしたとします「なんであんなことしたんだろう」と落ち込みますよね。
けれども見方を変えて「次へのステップだ。良い経験をした。ありがたい」と思えば前向きになって行動できます。
リフレーミングは、「視点を変える」です。そうすればポジティブにも前向きにもなれるということです。
がんの担当医は
僕の経験は、中咽頭がんを患ってこれから治療するにあたり、削除手術を行うか、放射線と抗がん剤で治療するか担当医と話をしたときでした。
1時間30分にもわたる担当医からの説明と僕との問答を繰り返し、担当医はこう言いました。
担当医「削除手術も放射線+抗がん剤治療も、どちらも同じように大変です」と、説明をしてくれました。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、決定的になったのは削除手術をすると声を失うことでした。
どちらも同じ苦しみならば、せめて声を残したいと考え決定しました。
もしそこの時点で、担当医が削除手術をすれば80%の生存率で治り放射線+抗がん剤治療は生存率は20%の確率しかないといわれたらどちらを選んだかわかりません
僕の第2の人生の分かれ道でした。
リフレーミングのやり方
さて、そのリフレーミングのやりかたはそれほど難しいものではありません。
- 自分に自信を無くしたとき
- モチベーションを上げたいとき
- 苦手なことをするとき(発表会など)
まず自分の欠点や嫌なこと、悩み、問題点落ち込んでいることなどを書き出します。
次に書き出した分の横に(下でもいい)書き出します。
解決策:出来事などの時の質問
- 「ほかにどのような意味があるのか」
- 「ほかにどのような方法があるのか」
- 「ほかにどのような表現ができるのか」解決策:行動などの時の質問
- 「この行動は他のどんな時に役に立つのか」
- 「この行動の価値はどんな状況の時なのか」
などのように自分に対して質問を投げかけて書いていきます。
例えば
- 臆病なところがある:
注意心があるということなので、細かなところに目がとどき、先回りして解決できるので気がきくということでもあり、安心してられるじゃないか。 - 飽きっぽいんです:
それは、すぐ次の行動に移せるということなので、決断力や行動力のある証拠だ。 - 内気な性格です:
落ち着いているということだね。
自分の世界を持っているということじっくり考え腰を据えて物事に取り組む仕事に向いているね。
などです。
2つのリフレーミング
リフレーミングのやり方は大きく分けると
2つです。
- 状況のリフレーミング
「状況を変えることで、良い結果が生まれる」
例えば
じっとしていることが苦手な人は営業などの外勤で能力を発揮した方が良い。
- 内容のリフレーミング
「この出来事には、他に何の意味があるのか」
例えば
リストラに合って職を失った。
以前から考えていた自分のやりたい仕事にチャレンジする機会が生まれた。
です。
「リフレーミング」の目的はいままでのやや固まった考え方を別の角度から考えてみたり、視点を変え自分の能力で相手や自分をポジティブにして幸せになることです。
細かく分けると奥が深いですので、まずはシンプルに取り組んでみましょう。
参考:Wikipedia、ビジネス心理学、sutduhacker、Life&Mind